Mg(OH)2ナノ粒子、水酸化マグネシウムナノ粒子
(Magnesium hydroxide nanoparticles)
白色の粉体で、水にわずかに溶けて水溶液は弱塩基性を示す。
水酸化マグネシウムを加熱すると330℃付近から脱水反応が始まり、酸化マグネシウムとなる。一般的な水酸化マグネシウム微粒子では、脱水反応の完了が400℃以上(示差熱重量分析法)と反応がゆっくり進むのに対し、ナノ粒子は脱水反応の完了温度が低く(同)なる傾向にある。
水酸化マグネシウムの脱水反応は、吸熱反応で、かつ水を放出する反応のため、難燃剤としての応用が期待されている。
用途:樹脂等の難燃剤、医薬品、樹脂やゴム、塗料のフィラーなど。
【メーカー、販売店等】
イーエムジャパン株式会社(EM Japan)
水酸化マグネシウムナノ粒子粉末を製造、販売。
協和化学工業株式会社(Kyowa Chemical Industry)
各種水酸化マグネシウム粉体を製造、販売。
タテホ化学工業株式会社(Tateho Chemical Industries)
各種水酸化マグネシウム粉体を製造、販売。
宇部マテリアルズ株式会社(UBE Material Industries)
各種水酸化マグネシウム粉体、スラリーを製造、販売。