銀ナノプレート、Agナノプレート、平板状銀ナノ粒子
(Silver Nanoplate)
Agナノ粒子を2次元方向に優先的に結晶成長させることにより、平板状(プレート状)の銀(Ag)ナノ粒子が得られる。
平板状銀ナノ粒子の特徴として、アスペクト比を変えることにより、プラズモン吸収波長を連続的に変化させることができる。そのため、色材としての応用が期待されている。
例えば検査薬に使われている金(Au)ナノ粒子のように、平板状銀ナノ粒子を抗体などで表面修飾すれば、金ナノ粒子同様に標識として利用できる。金ナノ粒子だと赤色~紫色と色域が限られてしまうが、平板状銀ナノ粒子の場合は、赤、黄、緑、青、紫色と、色毎にそれぞれ異なる抗体を表面修飾することにより、複数の検体を一度に検査できるようになる。
また、銀ナノプレートの吸収域は、プレートのアスペクト比を大きくすることによって赤外域まで変化させることができるため、可視光域で透明性の高い赤外線吸収材料としても期待されている。
用途:色材、選択的波長吸収材等
【メーカー、販売店等】
大日本塗料株式会社(DAI NIPPON TORYO)[PDF]
アズサイエンス株式会社(AZ Science)[PDF]
・各種銀ナノプレート分散液、ペーストを製造、販売
伊都研究所(Ito Research Institute)
西松建設株式会社(Nishimatsu Construction)
・マルチサイズ銀ナノプレート水分散液を製造・販売 [PDF]