ミセル化ナノ粒子技術を用いた新型コロナウイルスワクチン

創薬ベンチャーのナノキャリアは、ミセル化ナノ粒子技術を用いた新型コロナウイルスワクチンの開発を開始した。

ミセル化ナノ粒⼦技術を⽤いた新型コロナウイルスワクチン開発について[PDF]
(2020.6.8 ナノキャリア株式会社)

同社によると、ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)と東京都医学総合研究所(TMiMS)が、新型コロナウイルス (covid-19) の再来・再燃や、新たなコロナウイルス襲来に備えたアジュバント機能一体型 mRNAワクチンを迅速に開発する技術の確立を目指して、4月1日より共同研究開発を開始しているとのこと。

そして、これまでの実績からmRNAワクチンの製剤の最適化はおおむね半年以内に進められる見込みで、その後の臨床開発については同社が臨床開発の経験を生かしてバックアップを行う予定となっている。

【参考】

ナノ医療イノベーションセンターについての紹介
東京都医学総合研究所は今まで培ってきた成果をより発展させ、医学に関する研究を総合的に行うことにより医学の振興を図り、その研究成果の普及をとおして都民の医療と福祉の向上に寄与することを目指しています。

Covid-19の再燃そして更に新たなコロナウイルスの襲来に備えたmRNAワクチン生産技術に関する研究開発~東京都医学総合研究所とiCONMが共同研究を開始~[PDF]
(2020.6.4 ナノ医療イノベーションセンター)

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