良書発見/スタッフの本棚から
『新版 ザ・マインドマップ』
・トニー・ブザン、バリー・ブザン 著
・近田 美季子 訳
・ダイヤモンド社 2013年2月 新版発行
マインドマップの生みの親、トニー・ブサンによる解説書。2010年発行の原著新版の日本語版。
私のマインドマップとの出会いは20年ほど前にさかのぼる。留学先で同僚が描いていた見慣れない図をみて、質問したのが最初である。同僚から、「思考を可視化して考えを整理し、さらに発展させるツール」という答えが返ってきたとき、「すごい万能ツールを見つけた」と思った。
もちろん、そんな何でも解決できる万能ツールはない(笑)のだが、少なくとも頭の中がごちゃごちゃになっているときに、ちょっと休憩して現実逃避!?(笑)しながら、頭の中を整理していく非常に有効なツールになっている。
私は、煮詰まった時に「マインドマップしよ」といって、コーヒーとお菓子、紙とサインペンをもって誰もいない会議室に駆け込んでいく。頭が疲れた時にコーヒーとお菓子お絵描きの単純作業が意外に楽しい♪(気分は現実逃避)。カラフルなサインペンをつかっていろいろ書き出していく。書いていくうちに、自分の考えていたことが整理されていく。あら不思議。
実際に活用してみると、何日も悩んでいて前に進まなかったことが、数時間マインドマップを描いていく中で考えがまとまってきて、次へのステップへの糸口が見つかってくることが多いので面白い。