ナノ粒子を応用し、どの変異株にも効く新型コロナワクチンの開発が進められている。
米国のウォルター・リード陸軍研究所(WRAIR)の研究者らは、スパイクフェリチンナノ粒子(SpFN)を応用したワクチンを開発、ヒト以外での霊長類に対して確認し、主要なSARS-CoV-2変異体に対し広い範囲で強力な中和抗体反応を誘発することを示した。現在、ヒトでの第1相臨床試験(治験)検証が進められている模様。
SILVER SPRING, Md. — A series of recently published preclinical study results show that the Spike Ferritin Nanoparticle (SpFN) COVID-19 vaccine develope...
スパイクフェリチンナノ粒子(SpFN)は、24の微小なフェリチンのユニットが球状に自己組織化したナノ粒子で、フェリチンの各ユニットの表面はスパイクタンパク質によって修飾されている。
非ヒト霊長類での防御免疫応答の誘発が認められたSARS-CoV-2フェリチンナノ粒子ワクチン